はじめに
前回、ネットワークまわりの改造をしました。
今回は、サーバーを自作したことについて書こうと思います。
なぜ自作サーバーを作ろうと思ったのか???
前の記事でも少し書きましたが、なぜ今時自作サーバーを作ろうと思ったかについてもう一度触れておきます。
- 環境構築とかネットワークまわりの勉強をしたい
- 自分で作れば多少勉強できる気がした
- 自分で使うための用途にサブスクのクラウドは使いたくない
- どれくらい使うかわからないし、課金はしたくない
- 自分で好きなだけ使える
- いくら使ってもいいし、いくら壊してもいい (電気代はかかるけど)
- ロマン
- 『家にサーバーあります』ってかっこいいよね
今回自作したサーバーについて
用途
- 24時間稼働で、サーバー上で仮想サーバーが何台も動く
- ハイパーバイザ型にする (Proxmox を使う)
- グラフィック機能はそれほど必要ない
この目的にあったサーバーを組むために、PCショップのTSUKUMOで店員さんに相談しました。
店員さんに相談するのは良いぞ。自作するときは相談しよう。
構成
相談した結果、今回の構成は以下のようになりました。
- CPU
- AMD Ryzen7 5700G:40,728円
- マザボ
- MSI MAG B550 TOMAHAWK:19,618円
- SSD
- KIOXIA EXCERIA PLUS G2 (2,000GB):19,072円
- メモリ
- 電源
- ケース
- NZXT H510 Flow:9,819円
- (グリス:800円)
- (起動診断サービス:2,500円)
→ 約15万円
思ったよりは安く済みました。
サーバーを組む
組み立てはかなり楽でした。理由としては、
- 起動診断を TSUKUMO さんにお願いしていた
- ケースが大きい
- マザボや電源の取り付けが楽だった
ということが挙げられます。
Proxmox の導入
今回自作したサーバーは、Proxmox をインストールしてハイパーバイザ型の仮想マシンを動かすことにしました。
Proxmox の特徴
- Webの管理画面で仮想サーバーの管理ができる
- 無料で使える (VMWare ESXiは有償になってしまった)
- SSHでサーバーに入ることができる
- 複数ノードのクラスタもできる
- サーバーを冗長構成にできる (今回はやってない)
- 仮想サーバーのスナップショット機能がある
無料で使えるのが大きい (あと勉強にもなる) ので、今回は Proxmox を使うことにしました。
Proxmox のインストールと設定
インストールについては、記事や動画が公開されていました。今回は以下の2つを参考にしました。
インストール後は、サブスクリプションなしでも使えるリポジトリを追加する必要があります。
(1) /etc/apt/sources.list
に以下を追加
deb http://download.proxmox.com/debian/pve bullseye pve-no-subscription
(2) /etc/apt/sources.list.d/pve-enterprise.list
をコメントアウト
#deb https://enterprise.proxmox.com/debian/pve bullseye pve-enterprise